今回シングルマザーの方におすすめする仕事は、『エステティシャン』です。

でもエステティシャンってどんな仕事でしょうか?

漠然とは知っているけども・・・具体的な仕事内容は知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこでエステティシャンの求人、給与、待遇、将来性について深掘りしていきましょう。

エステティシャンの仕事をお考えのシングルマザーの方、ぜひチェックして下さい。

エステティシャンの求人状況は増加傾向

美容業界、エステティシャンの求人はエステサロンの増加と共に増えています。

少し前までエステは「高い」「セレブ」といったイメージがありましたが、不況の影響もあって比較的安く利用できるサービスが増えたためです。

大手の人気店だと応募が殺到することもありますが、中・小規模の店舗では人材確保のため、未経験者であっても採用されることは十分にあります。

年間を通して求人も多く、人材不足から経験者優遇という条件であっても、未経験者を採用する場合があるのです。

未経験者の場合、初めてエステサロンで働く人はエステティシャンの資格を持たないため、働きながら店舗での研修や指導を受け、知識や技術を身につけることもできます。

エステティシャンの求人が多いというのは、それだけ離職率も高いということになります。

その理由は仕事が合わないというより、お店との相性が合わない、より条件のいいお店で働きたいという理由のようです。

また、エステティシャンは比較的簡単に独立開業ができるため、ある程度経験を積んで自分のお店を持つ人もいます。

さらに最近では女性だけでなく、男性向けのメンズエステなど、男性向けの新しいサービスが登場しています。

今後は、男性に対する施術機会も増えるでしょうし、ハンドなど専門技術に特化したサロンも増えるでしょう。

個人開業では、スペースや資金の問題もあり、多くの美容器具を置くことはできませんが、地域のリピーターを掴むことで大手では手が届かないきめ細かなサービスを提供することができます。

もちろん、エステティシャンとしてすでに働いていた場合は即戦力と期待され、どこでも求められています。

いずれにせよ、美容業界では短期間で多くの求人が出る仕事なのです。

美容師の給与

エステティシャンの平均年収は、正社員の場合で300万円~400万円ほどといわれています。

もっとも、歩合制を取り入れているサロンもあるので、エステティシャンとして成功するためにはスキルや集客力により変わってきます。

初任給は約18万円で、そこからステップアップして一人前になるにつれて給料が上がるという形態も珍しくありません。初任給は大卒と専門卒で差がほとんどないのが特徴です。

学歴も関係なく、基礎知識がある場合ならスタートに差はないことになります。

業界全体の平均給与は約22万円といわれており、固定給としてみればあまり高くないものの、歩合が付けば、それだけ給料も高くなります。

そうしたサロンだと、売り上げノルマを超えてから、数%~10%ほどの賞与が受け取れるので、実力次第ではかなりやりがいのある仕事になるでしょう。

逆に歩合がないサロンでは新人でも1~10万円ほどの賞与が支給されます。

店長クラスだと月給も30万円~40万円ほどになり、賞与も20万円ほどになりますが、店自体のノルマを達成しなくてはいけない場合が多いので、金額に見合った苦労があります。

企業によっては社員にランク制を設けているところもあり、新人からオペレーター、カウンセラー、そしてチーフとステップアップしていき、店長を目指すこともあるでしょう。

さらに独立すると給与も大きく変わります。平均年収は500万円を超え、うまくいけば1000万円になることも。

もちろん、サロンが軌道に乗ればの話ですが、それはサロン勤務のときに多くのお客様に指名される実力があれば、独立後もそのお客様がついてきてくれる可能性もあります。

ただし、サロンの多くは軌道に乗るまでが大変で、赤字となってしまうこともあります。

そこで、自宅の一部を改装したり、マンションの一室などを借りて小規模なサロンを開き、経費をできるだけ抑えるようにしましょう。

美容師の待遇、将来性

美容業界は必ずしも生活に必要ではありませんが、いつの時代においても需要がなくなることはありません。

最近ではサロンの増加により、競合他社との差別化を図るために新しいサービスを取り入れたり、業界全体としてもハイレベルな施術、技術の向上が求められています。

そうしたなかで、やはり経験豊富なエステティシャンの存在は欠かせません。

一方で、未経験者のエステティシャン志望者は増えています。そうした場合は、企業側でしっかりと育成プログラムを組んでいるところもあります。

しかし、残念ながら待遇は必ずしも良いとは言い切れません。

勤務時間では、人材不足によりシフト制がとれない場合は一日中の勤務になりますし、残業手当がつかないなど、労働条件があまり良くない会社もあります。

もちろん、そうした状況を改善するためにエステ企業も動き出しています。でも、この仕事を続けられるかどうかの大きなポイントは「やりがい」です。

お客様の声をダイレクトに聞くことができるので、褒められたり指名してもらえることで、他の仕事よりやりがいを強く実感できるでしょう。ちなみに休日は付きに6日~10日ほど取れるのが一般的なようです。

現在、エステサロンは乱立傾向にあるといえます。そのため、今後もしばらくは求人は増えるでしょう。

しっかりと情報をチェックして、自分の経験や働きやすい会社を選ぶことが大切です。