今回シングルマザーの方におすすめする仕事は、『エンジニア』です。
でもエンジニアってどんな仕事でしょうか?
漠然とは知っているけども・・・具体的な仕事内容は知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこでエンジニアの求人、給与、待遇、将来性について深掘りしていきましょう。
エンジニアの仕事をお考えのシングルマザーの方、ぜひチェックして下さい。
エンジニアの求人状況は増加傾向
パソコンやインターネットの普及によりPC関連のエンジニア、いわゆるシステムエンジニアの需要は増加しています。
どのような会社でもコンピューターを使ってネットワークを組んだり、テータ管理などを行っているからです。
時代の流れととともにソフトウェアやシステムも多様化しており、それらを運用するためにシステムエンジニアは存在します。
少し前まではコンピューター関連の会社でのみニーズがありましたが、現在では一般的な会社でもシステムエンジニアのニーズは高まっているのです。
年間を通して求人が行われているのはIT業界全体が人材不足だという証拠です。
とりわけシステムエンジニアはまだまだ不足状態が続いています。
求人では新卒もありますが、経験者を募集する企業も多くあり、いかに即戦力を欲しているのかがよく分かります。
専門的なスキルや知識が求められる仕事ですが、大手企業でない限りはエンジニアを育てる環境が整っていません。そうした理由から、多くの企業ではすでに経験豊富なエンジニアを求めています。
システムエンジニアに求められるのは、知識や技術だけでなく、経験も重視されます。そのため、大学や専門学校で知識を学んでいても、すぐにエンジニアとして働けるケースは少ないといえるでしょう。
ソフトウェアメーカー、ソフトウェア・システム開発などを行っている会社に就職して、何年か経験を積むのが一般的です。
逆にいえば、すでに経験豊富なシステムエンジニアは転職もしやすく、実力さえあれば希望の会社に就職することも難しくありません。
一方、大手で教育システムが整っている企業では新卒を採用し、自社で大切に育てて将来の貢献に期待する企業もあります。
システムエンジニアというと理系学部出身者ばかりと思われがちですが、文系や未経験者でも積極的に採用するケースもあり、求人には事欠かないでしょう。
エンジニアの給与
システムエンジニアの平均年収は、約650万円です。
言語や開発、業種ににもより異なりますが、これが全体での平均です。
専門職のため、一般職に比べて高いですね。しかも、エンジニア不足により、今後も希少価値が高まり、給料の増額も見込める職種となっています。
年齢別に見てみると、20代で月給約30万円、30代で約45万円、40代で約49万円となっています。
もっとも、経験の浅い20代前半では平均月給は約23万円ですが、これでも新卒としては高いほうです。
また、役職に就くことで金額も上がりますが、大企業の部長クラスならば年収1000万円も夢ではありません。ちなみに、大企業におけるシステムエンジニアの平均年収は約760万円、小企業で約570万円となっています。
当然、経験を積んでスキルアップすることが前提となりますが、難しいプロジェクトに携われるようになれば、月収が60~80万円になる人もいます。
一方、システムエンジニアは納期近くになると残業が増えたり、休日出勤などもあるため、時間的な拘束は他の業種より多くなります。
そのため、会社によっては残業手当のない裁量労働制を用いた年俸制のところが多くあります。仕事内容によって月給や年収が変わってくるのはもちろんですが、時間給に置き換えてみた場合に大きく個人差が出てきます。
また、独立してフリーランスとして企業と独自に契約する人もいます。そうした場合、成功すれば若くして年収1000万を超える人もいますが、エンジニアとしての経験に加え、経営やビジネスの知識も必要となるので簡単なことではないでしょう。
エンジニアの待遇、将来性
システムエンジニアの待遇はほぼ給与に反映されているといっていいでしょう。
年収がいい分、残業などが多くなります。さらにエンジニアは常に最新の技術情報などを収集する必要がありますし、IT関連情報は半年から1年で仕様が大きく変わってしまうこともあります。
経験を積む一方で常に勉強をする必要があり、ここまで勉強すればいいという気切りがないことからも、仕事は忙しくならざるを得ないのです。
そして、システムエンジニアは専門知識だけでなく、人とのコミュニケーション能力が必要な仕事でもあります。このコミュニケーションが上手くいくかで待遇が変わる場合もあります。
特にアウトソーシングで他の企業に仕事を依頼された場合など、顧客のニーズに的確に応えないといけません。
納期までにソフトウェアを完成するために業務をスムーズに進行する能力や、問題点を見抜く能力、そうした能力によって労働時間も大きく変わっていきます。
クライアントに納品する直前にバグが発見され、大幅な作り変えが必要になったり、クライアントから至急の呼び出しがかかることもあります。
そうしたときには、徹夜をしたり、休日出勤をする必要があったりと、給料に見合うだけの仕事をこなさなければいけません。
しかし、そうしたことも業界における人手不足に起因しています。
IT社会となってパソコンは企業にとって必要不可欠な道具となっただけでなく、スマートフォンの普及により、ソフトウェア開発におけるプラットフォームはますます拡大しているのが現状です。
しかし、繰り返し述べたようにソフトウェア開発を行える技術者は経験が必要であり、育成には時間がかかります。
また、規模の大きい開発プロジェストを任せられるほどのシステムエンジニアは一握りのため、慢性的な人材不足となっているのです。
システムエンジニアは将来的にもまだまだ需要が供給を上回る仕事となっています。