今回シングルマザーの方におすすめする仕事は、『コールセンター』です。

でもコールセンターってどんな仕事でしょうか?

漠然とは知っているけども・・・具体的な仕事内容は知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこでコールセンターの求人、給与、待遇、将来性について深掘りしていきましょう。

コールセンターの仕事をお考えのシングルマザーの方、ぜひチェックして下さい。

コールセンターの求人状況は増加傾向

コールセンターは、サービス業界や通信販売業界、メーカーにとって大切な仕事です。

対応によってはお客様を怒らせてしまうので、どの企業であっても、質の高いサービスを提供できるようにしています。

最近では、SNSの普及により、ネットで誹謗中傷が拡散したり、風評被害が広がるのでなおさらです。

今ではスマホで簡単に問い合わせができることもあり、コールセンターの拡大も進み、コールセンター市場も順調な成長を遂げています。

コールセンターの仕事としては、問い合わせを受けるインバウンド業務と、顧客に電話をかけるアウトバウンド業務がありますが、実に80%を超える企業がインバウンドの方が多いという調査結果もあります。

そのため、インバウンドのニーズに対応するために、どの企業も人材確保を続けています。

主に派遣会社からの派遣社員を利用する形態がありますが、お客様にとっては派遣社員でもその企業の顔ともいえる存在です。

そのため、研修に力を入れ、より質の高いオペレーターの育成をしています。

一方、離職率が高く、コールセンターの求人は絶えません。

理由としては、臨機応変な対応の繰り返しだったり、クレーム処理などで精神的なストレスが大きいためでしょう。

逆に単調な仕事に向いていない人にはいいかもしれませんし、クレームを付けてきたお客様が、オペレーターの対応に満足して、その後は良い顧客となるケースもあります。

そうしたやりがいがコールセンターのポイントです。

また、コールセンターに転職する人も多くいますが、その理由として時給や職場環境、シフトなどがあります。自分の性格を冷静に分析して、向き不向きを考えてみましょう。

コールセンターの給与

コールセンターのオペレーターの平均年収は約240万円~約320万円といわれています。

初任給は約20万円、平均給与は約24万円です。

年代別に分けると20代の平均給与が約20万円、30代で約24万円、40代で約27万円となっています。

オペレーターの仕事は時給制のところが多く、勤務時間によって給料が前後するため、差があります。

また、役職に就くことで時給にも変化があります。

平均的には20代でオペレーター、30代でリーダークラス、40代でスーパーバイザーといったところでしょう。ちなみに手取りだと平均月収は約16万円~22万円となります。

コールセンターでは時給制が多いと書きましたが、平均的な時給は約1300円で、会社により、1000円~1500円の間で幅があるようです。

コールセンターの仕事は、他のアルバイトや派遣と比べて時給が高い傾向があります。

これは、コールセンターがお客様と直接接する仕事のため、経営的にも重要視されているためです。

コールセンターの対応により、企業のイメージを左右することもあるため、しっかりとしたマニュアルが用意されており、その通りの対応ができるようマナー研修や個人情報を扱うためのセキュリティ研修があります。

覚えることが多いだけに、時給も高いということでしょう。

ちなみにオペレーターに指導をしたり、業務をモニタリングするスーパーバイザーになると、時給の相場は約1900円となり、月給製の場合は約21万円~約27万円ほどになります。

ここでも派遣社員が多いため、ボーナスは付かずに年収は約300万円くらいでしょう。

ただし、スーパーバイザーは一般的なオペレーターでは処理できないクレームに対応したり、情報管理や管理運営などの重要な仕事を行うので、正社員採用を行っている企業もあります。

正社員の場合月給は派遣社員のスーパーバイザーとあまり変わりませんが、ボーナスがあるため、年収は約400万円~500万円となっています。

コールセンターの待遇、将来性

コールセンターの待遇は企業により変わります。というのも、業種により1日に受ける電話の件数が異なるためです。

携帯電話会社だと約40~50件前後、ロードサービスコールセンターだと約25件前後というデータがあり、これにより、オペレーターの負担も変わってくるわけです。

ロードサービスの場合、色々とやることが多いので対応できる本数に限りがあったり、逆に携帯会社では、聴取項目が少ないだけに比較的短時間で終わるといえます。

一日の受電件数が多いから必ずしもキツイというわけではありませんが、何度も違うお客様と会話をするので、受電回数が多いと気疲れすることはありそうです。

コールセンターを設けている企業はだいたいが規模の大きい会社なので、福利厚生はしっかりしています。あとは、前述したように業種の違いなので、どういった会社が向いているのか事前に調べましょう。

コールセンターの将来性という点では、AIが将来的に活躍するといわれます。しかし、一部の仕事を除けば、コールセンターからオペレーターはなくならないでしょう。

受電内容はお客様によって様々なものがありますし、何よりAIとの会話には人間的な温かみを感じません。そうなると必然的に企業のイメージダウンになるので、オペレーターには一定の需要があります。